ウォシュレットのノズル掃除

ウォシュレットにつく汚れの種類

使用している人の多いウォシュレットトイレですが、ノズルの掃除が面倒に感じる人も多いと思います。
汚れたまま放っておくと、汚れが取りにくくなるだけではなく、衛生的にも良くありません。

そんなウォシュレットトイレのノズルには主に3種類の汚れがあり、その1つが尿石による汚れです。
ウォシュレットは、お尻を洗う為のものなのに、なぜ尿石が?と思う人もいると思いますが、これはトイレの際の尿跳ねで付着してしまう汚れです。
尿石は故障や匂い、カビや黒ずみの原因になりますし、こびりつくとなかなか取れず厄介なので、すぐに落とす事が大切です。

2つ目は黒ずみ、カビ汚れで、ノズルに黒いシミや黒い点になってあらわれます。
トイレは湿度が高く、ノズル付近は水滴がついているので、カビが発生しやすい環境にあります。
カビは根を張ってしまうので、尿石同様に取りにくい厄介な汚れになってしまうので注意が必要です。

3つ目は水垢で、ノズルの付近は水垢が溜まります。
水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラルがノズルに付着して水垢になります。
結晶化した水垢は落ちにくく詰まりの原因になり、これも時間が経つほどに汚れが取りにくくなり厄介です。

ウォシュレットノズルの掃除の手順

掃除の手順ですが、まずノズルを出さなくてはいけません。
掃除機能があればスイッチで自動でノズルが出ますが、掃除機能がない場合は、先端の突起を引っ張り出す必要があります。
この時、強引に出すと故障の可能性もあるので、必ず取扱説明書を確認して出しましょう。

ノズルが出たらお掃除シートなどで汚れを拭き取りますが、ノズルは細く繊細なパーツなので、優しく拭きましょう。
水垢や尿石など頑固な汚れは、クエン酸スプレーを吹きかけて歯ブラシなどで優しく磨きます。
その後、重曹スプレーをして最後にお掃除シートで拭きます。

黒カビなどの汚れがある時は、キッチンハイターをキッチンペーパーにスプレーしてノズルに湿布のように巻き付け、5分ほど放置します。
放置後は剥がして歯ブラシなどで優しく磨いたら、ハイターの成分が残らないように水で流してお掃除シートで拭きます。
カビ汚れにはカビキラーを思い浮かべる人もいると思いますが、カビキラーは強力なため、成分が残ってしまうと肌炎症などのトラブルが起こるリスクがあるのでおすすめしません。

定期的なお掃除でノズルをキレイに保ちましょう

ウォシュレットノズルは毎日使うものですし、汚れが由来で病気やトラブルも引き起こしかねませんので、定期的なノズル掃除をおすすめします。
掃除の際は必ず取扱説明書を見て、正しい方法で掃除するようにしましょう。
また掃除の際は、スプレーの成分などが残らないようしっかり水で流したり拭きとることも大事です。