ハトが住み着きやすい環境とは?
家のベランダにハトが一旦住み着いてしまうと、フンなどの被害に頭を悩ませることになります。
ハトには住みやすい環境があり、住みつかせなくするためには対策が必要です。
まずハトが巣を作るのに良い環境とは、屋根のある建物、穴や物陰、倉庫内など雨風がしのげる上、天敵に狙われない場所です。
また、水が溜まっている場所は水飲み場として集まります。
そのため、天井裏やベランダ下、雨樋の辺りや室外機の裏なども好むのが厄介なところです。
ハトは、住みやすい環境を見つけるとフンなどで自分の匂いをつけます。
フンが掃除されない場所は自分の匂いがついており安心感を抱くため、放置しておくと何度もやってきてやがて住み着いてしまいます。
このときに害だと思わず、可愛いからと餌をやってしまうと餌場だと認識してしまうので、要注意です。
特に家庭に子供がいて、かわいがりたいそぶりを見せたときは、ベランダにハトを住まわせてはいけない理由を子供にもわかるように説明してあげましょう。
ハトを勝手に駆除するのは実はNG
ハトの害には、糞害や食害、騒音やダニ・雑菌、感染症や食中毒などがあります。
こういった害を知ると、ハトが寄ってきていたら駆除を考えると思いますが、ハトは鳥獣保護法の対象になっており、勝手に捕獲・殺傷できません。
これに違反すれば懲役刑や罰金刑が課せられるので注意が必要です。
また、ヒナや卵の駆除もNGです。
ただし、卵やヒナがおらず、ハトがいない時であれば巣の撤去は可能です。
ハトを追い出すには?
ハトを傷つけず追い出すための対策として、まずはハトの嫌いな匂いで追い払う、忌避剤を使った方法があります。
ホームセンターなどでも売っていますし、通販などでも簡単に入手することができるでしょう。
ただし、この匂いにハトが慣れると効果があまりなくなってしまうのがデメリットです。
また、剣山をハトが留まるベランダの手すりの上に設置し、留まれないようにする方法もあります。
同様に留まれないようにする方法に、テグス・ワイヤーを使う方法、防鳥ネットで侵入を阻止したり、電気ショックを使う方法もあります。
市販されているような電気ショックはあくまでもハトを驚かしたり怖がらせるもので、殺傷能力はありません。
しかし、残念ながらこのような対策をとっても、追い出すことができない場合もあります。
その場合の最終手段として、ハト駆除の業者に頼むのも1つの手です。
業者なら経験豊富ですから、ハトに対する有効な対策をとってもらえるでしょう。
マンションで悩んでいる人であれば、管理会社に相談すれば管理会社の懇意の業者が出向いてくれる可能性もあります。