鳩の糞を掃除するときの方法

鳩の糞を掃除するのに必要なもの

鳩というのは公園などで見ているとかわいくてきれいなものですが、自分の家のベランダに鳩が何羽もやってきてフンをするとただ単に迷惑としか言いようがありません。
鳩のフンはその都度掃除をしていないと、こびりついて後から除去するのが厄介になりますから、できるだけこまめに掃除するようにしましょう。

掃除をする際、ゴム手袋使い捨てのマスクは必須です。
鳩のフンというのは病原菌などがたくさん付いていますから、絶対に素手では触れないようにしなければなりません。
特にクリプトコックス症や食中毒の原因となる病原菌がフンに含まれていることがありますから、子供が間違って触ったりしないように十分注意が必要です。

アレルギーの原因となることもありますので、フンを掃除した後はシャワーを浴びるなどして身体を清潔に保ちましょう。
風の強い日に掃除をすると、乾いたフンが衣類に付着して不衛生ですから、できるだけ風のない日を選んで掃除することをおすすめします。

手袋とマスク以外に、バケツやボロ布、古新聞紙、キッチンペーパー、そしてゴミを入れる大きなビニール袋も用意しておきます。

フンを掃除する手順

ほとんどの場合、フンがこびりついて固まってしまっているので、最初に水をかけて少し湿らせます。
スプレーボトルを用意しておけば適量の水をかけることができます。
あまりたくさんの水をかけてしまうと拭き取るのが大変なので、量を調節しながらやりましょう。

フンが柔らかくなったらキッチンペーパーやぼろ布で拭き取ります。
拭き取ったそばからキッチンペーパーはゴミ袋に入れていくようにします。
フンを取り除いたら、最後はエタノールスプレーをかけてよく消毒をします。

この作業をしておかないと、ベランダに出た時に病原菌のついた手すりに触ってしまう危険性があります。
汚れがひどいような場合には次亜鉛酸ナトリウムが入った消毒剤を使うのもとつの方法ですが、次亜鉛酸ナトリウムによってベランダが腐食や変色をしない箇所かどうか確認しておく必要があります。

業者に掃除を依頼することもできる

赤ちゃんを育てている最中、あるいはお年寄りの介護をしているなどの理由で、自分で鳩のフンを掃除するのが難しい場合には専門業者に掃除を依頼することもできます。
ベランダが広い場合、あるいは日頃住んでいないマンションのベランダの清掃などにも専門の清掃業者はおすすめです。

見積もりは無料で行なってくれますので、思いついたらすぐに電話してみましょう。

ただし鳩というのは1日だけでも大量のフンをするので、掃除を依頼してもまたすぐにベランダが汚くなってしまいます。
ですからむしろ、鳩がベランダに飛来してくるのを防ぐ対策にお金をかけた方が得策かもしれません。