炊飯器の汚れ
ほぼ毎日使っている方が多い家電の一つが、炊飯器です。
内側や蓋は使うたびに洗うけれど、それ以外はほとんど掃除したことがないという方が意外と多いようです。
炊飯器は、一度使っただけでも実はかなり汚れてしまう家電です。
カビや細菌も繁殖しやすい場所なので、定期的にしっかり掃除をするのがおすすめです。
あまりメンテナンスを怠っていると、炊飯器の寿命が縮んでしまうだけではなく、健康被害を引き起こす可能性もあるんです。
炊飯器の汚れの主な原因は、お米に含まれるデンプンです。
お米のデンプンをたっぷりと含んだ水蒸気がマシン全体に流れるため、一度使っただけでも随分と汚れてしまうんです。
高温多湿の炊飯器の中は、カビや細菌が非常に繁殖しやすいにもかかわらず掃除しない人が多い家電のひとつです。
気になる炊飯器の掃除方法
炊飯器の掃除に必要なものは、ペーパータオル、もしくは清潔な布巾と掃除用のブラシです。
掃除用ブラシがない場合は、綿棒や歯ブラシでももちろん代用できます。
ほこりが入らないように、しっかりと絞った布巾、もしくはペーパータオルで全体の汚れを拭き取りましょう。
汚れがひどい場合には、エタノールを染み込ませて拭くと簡単に落とすことができます。
底にあるファンの通気口はホコリがとてもたまりやすいので、歯ブラシなどを使ってしっかりと埃をかき出しましょう。
布巾で拭いた後に、ブラシを軽く当てるだけでたくさん埃が出てくるでしょう。
炊飯器の蓋に付いている水蒸気キャップは、とても汚れやすいパーツの一つです。
最近の炊飯器はすべて分解して洗うことができるので、取り外すのがおすすめです。
汚れがひどくこびりついているという場合には、ぬるま湯につけてふやかしてから拭き取りましょう。
基本的にデンプン汚れは水で落とすことができるので、洗剤は必要ありません。
でこぼこや溝に汚れがたまっている場合には、ブラシを使ってしっかり掃除しましょう。
内釜にはフッ素加工が施されているので、柔らかいスポンジで優しく拭き取ります。
固く絞った雑巾で、内側を拭き上げれば完了です。
内釜を入れるところには温感センサーが付いていて、ここが汚れてしまうと炊飯機能にも影響が出てきます。
ご飯粒などが入り込んでいないか確認しながら、入念に掃除をしてください。
炊飯器をいつもきれいに保つコツ
定期的に炊飯器を掃除するのももちろん大切ですが、いつもキレイにキープするのも大切なことです。
少しポイントを押さえるだけで、いつもの掃除がグンと楽になります。
一つ目に、使用していない時は付近やカバーなどをかけておきましょう。
ホコリが入るのを防いでくれます。
さらに、炊飯器にご飯を残したまま長時間放置しないことも大切です。
長時間保温しているお米は、嫌な臭いがすると思う方も多いものです。
実はこれは、でんぷんが増えることによるカビや雑菌が原因です。
残ったお米は早めに保存し、炊飯器を掃除しましょう。
しっかり乾燥させることで、雑菌を防ぐことができます。