ガスコンロのしつこい汚れを簡単に落とす

ガスコンロのしつこい汚れを簡単に落とす方法

家の中でも掃除が大変な部分の代表がお風呂場とキッチンですが、キッチンは特に油汚れを落とすのが厄介です。
ガスコンロを使っている場合なら、焦げを落とすのに大変な労力を使っているという人も多いでしょう。

ガスコンロの汚れの主な原因は油汚れです。
油がはねた時にその都度掃除していれば問題はないのですが、ちょっと放っておくと何度も加熱されてしまうので、油がこびりついてなかなか取れなくなってしまいます。

こんな時にはキッチン用の洗剤もいいのですが、もっと簡単なもので頑固な油汚れを除去することができます。
それは「重曹」です。

重曹はアルカリ性で、沸騰させると強アルカリ性になります。
油汚れは酸性ですから、重曹を使えばきれいに掃除できるというわけです。
重曹での掃除は、シルバー系のステンレス製ガスコンロよりも黒っぽいホーロー製のガスコンロに特に適しています。

重曹を使っての掃除方法

重曹はそのままではパウダー状になっているので、水に溶かして重曹水を作ります。
割合は水100ミリリットルに対して重曹小さじ一杯が適当です。
100均で売っているスプレーボトルに入れて作れば掃除もしやすく、おすすめです。

重曹水を作ったら、ガスコンロの外せる部品は外してスプレーします。
その後、丸めたラップなどを使って汚れを落としていきます。
汚れが取れたら水拭きして重曹と汚れをすっかりと取り除きましょう。
重曹が残っていると、その部分が白っぽくなってしまうので注意が必要です。

受け皿など油汚れがひどい部分は、重曹を入れた水でつけ置き・煮沸するのがいちばんです。
重曹の割合は水1リットルに対して大さじ3の重曹が適量です。
大鍋に受け皿を入れて沸騰させ、沸騰したところで火を止めてそのままに2〜3時間放置します。

キッチンの本体は煮沸することができませんが、重曹水で汚れの取れない部分は重曹ペーストを作って塗ったまま放置しておくのがおすすめです。
この場合の割合は水1に対して重曹が2です。

どうしても取れない頑固な油汚れに関しては、専門業者に相談してみるのもひとつの手と言えるでしょう。

普段から汚れをためないように工夫することが大切

油汚れは何回も加熱されることによってどんどん落ちにくくなっていきますから、毎日調理をするたびに重曹水をスプレーして掃除するのが理想的です。
こうすれば、常にきれいなキッチンを保つことができます。

また、揚げ物をできるだけ控えて蒸す・煮る・茹でるといった調理法を多くすることで油汚れを減らすこともできます。
蒸したり煮たりするお料理は身体にも良いので、根本的な調理方法を変えてみるのも悪くないですね。