排水口が詰まる原因とは?
急にキッチンの排水溝が詰まってしまった、自分で何とか掃除してもなかなか詰まりが治らない、またすぐに詰まってしまうなど、排水溝のお悩みを抱えている方は少なくないはずです。
水を流すたびに逆流してしまえば、、においや見た目も気になるものです。
排水溝が詰まってしまう原因は、主に6つあります。
まず一つ目は、油汚れです。
油を直接排水溝に流してはいけないとよく言われますが、その理由は水と油は混ざり合わないからです。
油が排水溝に流れると水と混ざることはなく、ゆっくりとそのまま流れて行きます。
油の温度が下がり冷えて固まると、排水溝や排水管にこびりついてしまうというわけです。
一度油が固まってしまえば、そこに洗剤のカスや食材の数が徐々にくっつき大きな塊となってしまいます。
結果として、排水溝が詰まってしまいます。
料理中に出てきてしまった食材のカスや食材のカットで生まれた小さなパーツなども、排水溝の詰まりの原因となります。
小さな食材カスなどは三角コーナーに捨てる方が多いのですが、一定のサイズよりも小さい食材カスなどは三角コーナーをすり抜けてしまい排水溝に流れていくことがあります。
排水溝にきちんとゴミ受けがあれば、その多くは排水管までは流れることはありません。
しかし、ゴミ受けを設置していない場合やズレている場合、ゴミ受けの目が荒すぎる場合などには、排水管にまで食材カスが流れていくことになります。
ドロドロの油にくっつき、つまりの元を大きくする原因となるでしょう。
皿洗いや掃除のために使う洗剤や石鹸も、実は排水溝の詰まりの原因になっていることがあります。
水に溶けきれなかった小さなカスが、少しずつ排水管にこびりついてしまうというわけです。
排水管の中で油とくっついてしまうと、ねっとりとした物体が出来上がり、これが排水管の詰まりを悪化させることがあります。
排水口が詰まった時の対処法
排水溝が詰まってしまった場合、自宅で対応できることもあります。
軽い油汚れのつまりなどであれば、タオルを詰めて簡易高圧洗浄機のような効果を期待しましょう。
まずタオルを排水溝に詰めて、しっかりと蓋をします。
シンクに40℃から50℃くらいのお湯をしっかりとため、一気にタオルを引き抜きます。
タオルを引き抜いた瞬間にシンクに溜まっていたお湯が一気に排水溝に流れ込むので、軽いつまりであればお湯の水圧で取り除くことができるでしょう。
自宅にある重曹とお酢を使ってつまりを解消する方法も効果的です。
重曹2に対しお酢を1の分量、そしてお酢と同じ量のお湯を用意しましょう。
まずは排水溝に重曹をかけてからお酢をかけ、1時間ほど放置したらお湯でしっかりと流します。