ディスポーザーのお手入れ方法

ディスポーザーの仕組み

最近分譲マンションなどのキッチンに備え付けられていることが多いディスポーザーは、生ゴミを簡単に処理できる便利な生ゴミ処理機です。
シンクの排水に設置されているので、ゴミの臭いなどに悩まされることはないなどの大きなメリットがあります。

ブレード、つまり刃が付いた粉砕室が、シンクの排水溝に設置されています。
生ゴミを入れてからスイッチを入れ、水を流しながら流すだけで処理は完了します。
生ゴミの気になる臭いや捨てる手間をかなり軽減させることができます。

ディスポーザーで粉砕された生ゴミは、直接下水として流れていくのではなく、キッチンの他の排水と一緒に敷地内に設置した浄化槽に先に流れていきます。
この浄化槽の中でバクテリアを使って分解処理され、その後公共の下水道に流れていきます。
浄化槽にもよりますが、バクテリアが一度分解処理したものを、もう1度浄化槽で処理するものもあります。
このように徹底して排水を浄化槽で綺麗にしてから流すため、下水道に負担をかけたり環境に悪影響があるといった心配は必要ありません。

ディスポーザーの掃除方法

当たり前ですが、生ごみを処理する場所なので、どうしてもディスポーザーには油をはじめとした色々な種類の汚れが付着することになります。
水を流しながら粉砕し配線する仕組みになっているので汚れがべっとりと付着してしまうことはないものの、使用回数を重ねるにつれて徐々に汚れがそのように積み重なっていくため、定期的に掃除することが大切です。
もちろん使用頻度にもよりますが、いつも綺麗な状態を保つために少なくとも1週間に1度のお掃除が進められています。

安全に掃除するためには、まずコンセントプラグを抜いてから掃除をしましょう。
部品を外してディスポーザーの掃除をする時や、中に手を入れて掃除をする場合には、特に注意が必要です。
ブレードで手を切ってしまわないよう、厚手のゴム手袋などをつけて掃除するのがおすすめです。

簡単にできるディスポーザーの手入れ方法としては、水で作った氷、もしくは氷プラス洗剤を使って掃除しましょう。
水と洗剤を7対3の割合で作った氷を10個ほどディスポーザーに入れ、普段通り電源をつけましょう。
氷を粉砕して洗い流せば、細かな部品にも洗剤成分が入り込むからです。
シャーベット状になった氷や洗剤、酢水の成分が粉砕室の中の汚れをしっかりと取り除いてくれます。

氷を使った洗浄した後は、パーツを取り外して掃除しましょう。
スポンジと台所用の中性洗剤で軽く洗うだけで大丈夫です。
特にふたの裏は細かな粒などがよく付着し汚れやすいので、必ず洗うようにしましょう。

ディスポーザーを使う上での注意点

スポンサーを使う上で大切なことは、投入してはいけないものに注意するということです。
大きすぎるものや固すぎるもの、繊維質の多いものなどはディスポーザーでは対応できず、詰まってしまう場合があります。
粉砕できず残ってしまうということは、つまりの原因になるということです。
マヨネーズや油などはパイプに付着してしまうので、排水溝に流すのではなく吸収させて捨てるなど、何でもかんでもディスポーザーに投入しないよう注意することが大切です。

多量のアルカリ性酸性洗剤も、浄化槽の中のバクテリアにネガティブな影響を与えてしまいます。
パイプフィニッシュやハイターなどの強い塩素系漂白剤を使うのも避けましょう。
汚れがたまらないうちに、定期的に掃除をすることが大切です。