華やかな印象を与える金素材のアクセサリーは、老若男女問わない人気のアイテムです。
きちんとお手入れをしていれば末永く愛用できます。今回はお手入れの方法と黒ずみのとり方について解説してきます。
日常のお手入れ
アクセサリーの輝きを保つには、日常のお手入れが大切です。変色や黒ずんでいく原因は、皮脂が酸化することにより起こります。
そのため、着用後はやわらかい布でやさしく汗や汚れをふき取ってあげましょう。それだけでも変色や黒ずみを抑えられます。
保管方法も注意が必要です。乱雑に保管するとアクセサリー同士がぶつかってしまい細かな傷によって輝きを失ってしまいます。
アクセサリー同士が触れて傷つかないように、専門の箱に収納してあげてください。
ふき取っても落ちない黒ずみはどうする?
ふき取っても落ちない黒ずみは、中性洗剤を溶かしたぬるま湯にアクセサリーを30分ほどつけて、磨くことで改善されます。
つけおきすることで付着した汚れが浮いてきて、落としやすくなります。
ぬるま湯でアクセサリーをすすぐとほとんどの黒ずみは落ちますが、落ちない黒ずみはやわらかいブラシで磨いてください。やわらかい布で撫でるように落とします。
最後に水気をとって、自然乾燥させたら保管すれば完了です。
注意点としてぬるま湯であること。水が冷たいと汚れが固まり落ちにくくなります。反対に熱湯も避けてください。
宝石がついている場合、気温との温度差によって宝石が割れる恐れがあります。また、宝石につかわれている接着剤が溶けてしまうことも。
もう一つの注意点は、宝石によっては中性洗剤がついてしまうと変色するものもあり、オパールやサンゴ、真珠、琥珀は水につけるだけで変色してしまうものもあります。
素材ごとの注意点
金は24金や18金、14金などの種類があります。
純金に近い24金は酸化に強くほとんど変色しませんが、とてもやわらかいため、アクセサリーの素材としては不向きであまりつかわれていません。もしも24金のアクセサリーをお持ちの場合は傷に気をつけてください。
やわらかく加工がしやすいアクセサリーに多くつかわれている18金は、金の含有率が75%、25%は他の金属が混ざっています。金の純度が高いのでアレルギーを起こしにくいのも特徴です。
14金は金の含有量が58%のため、18金に比べると変色しやすい傾向にあります。
金アクセサリーは装飾品としてだけではなく、資産としての価値もあります。大切に末永く使い続けていきましょう。