いつの間にかついてしまうお風呂のウロコ汚れ
お風呂の鏡がいつの間にか白いウロコでいっぱいになる、というのは多くの人が抱えている悩みです。
汚れている鏡があるとお風呂がとても汚い印象になってしまいます。
しかし、汚れを落とそうと思って拭き掃除をしてもなかなか落ちないものです。
ウロコ汚れを綺麗に落とすためのコツはあるのでしょうか。
鏡のウロコ汚れは何が原因か
そもそもお風呂の鏡にできるウロコ汚れは何が原因でしょう。
これは水垢です。
水道水が蒸発するとミネラル分だけ残って白くなります。
ちょっとした汚れであれば簡単に拭き掃除で落とすことが可能です。
しかし、水垢の汚れは落とさないとどんどんと固くなって鏡にこびりつくようになるので擦り洗いをしても全く落ちなくなってしまいます。
鏡のウロコ汚れを落とす道具とその方法
鏡のウロコ汚れを落とすにはクエン酸が相性が良いとされています。
クエン酸はレモンのような柑橘類に含まれている成分で、100円ショップでもクエン酸成分を取り出した粉末が販売されています。
粉末のままで使うのではなく水に溶かして使うのが一般的です。
クエン酸は酸性です。
水垢の汚れはアルカリ性なので水垢にクエン酸水を掛けると中和されるので汚れが落ちやすくなります。
鏡の汚れを落とすには、最初に中性洗剤とスポンジで軽く擦り洗いをして表面についている軽い汚れを落とすようにします。
もちろんこれだけではきれいになりません。
次に、クエン酸小さじ1杯を水200ミリリットルに溶かし、クエン酸水を作ります。
作ったクエン酸水にキッチンペーパーを浸し、キッチンペーパーを鏡のウロコ汚れに貼り付けていきます。
このとき、しっかりと密着するように空気を抜いて貼り付けるようにして、さらに上からラップをかけるのが効果的です。
2時間ほどキッチンペーパーを貼り付けたままの状態にしたら、キッチンペーパーをはがして擦り洗いをします。
このとき、スポンジだけでも十分落とせることもあるのですが、ひどくこびりついている場合には落ちないこともあります。
その際には研磨力がより強いメラミンスポンジで擦るようにすると汚れが落ちやすいです。
最後の仕上げでしっかりとお湯で鏡の表面を洗い流します。
スクイージーで水を取り除き、乾いたタオルで拭き上げたら完成です。
ただ、中には掃除が終わってもまだ鏡のウロコ汚れが落ちていない部分があるということもあります。
その際には効果が出やすくなるようにするために、クエン酸水をより濃いものにしたり、放置時間を長くしたりすること、何度も繰り返して少しずつ汚れを落とすようにしていくことで最終的にはきれいな状態にすることができます。