換気扇を24時間つけっぱなしにする理由
ふと気が付くと、深刻化しているお風呂のカビが気になるという方は少なくありません。
黒くポツポツとしたカビは見た目にも気になりますし、体にも有害な影響を与えると言われています。
そんな気になるお風呂場のカビ汚れを予防するためには、しっかりと換気することが大切です。
お風呂場のカビの原因のほとんどは、湿気だからです。
お風呂に入った後や濡れている時だけ換気扇を回しておけば良いのでは?と思う方も多いでしょう。
最近では24時間換気システムが完備された物件や新築のお家も増えていますが、入浴後しか換気扇を回していない人にとっては「必要ないのでは?」という機能かもしれません。
しかし、お風呂の換気扇は基本的に24時間つけっぱなしにするのがおすすめなんです。
お風呂場はどうしても湿気がたまりやすい場所なので、カビが発生しやすいといえます。
実は、たった1時間でも換気扇をつけていなければカビが発生・悪化するのに十分な湿度に空間全体が達してしまいます。
常に換気扇を回しておけば湿度を一定に保つことができるので、カビの発生を予防することができます。
髪の毛や石鹸カス、皮脂、汚れなど、お風呂のゴミから発生するニオイを防ぐ効果もあります。
お風呂が濡れていない時や空気が乾燥しやすい冬のシーズンでも、24時間換気扇を常に回しておくことがおすすめです。
換気扇の効果的な使い方
カビの予防や悪臭の防止に効果的な換気扇ですが、効果的な使い方をするためには窓やドアを閉める必要があります。
窓や戸を開けながら換気扇を回したほうが空気が入れ替わるような気がするものですが、実は窓を開けてしまうと窓の周辺の空気だけが換気され全体の換気が阻害されてしまいます。
換気口を確保しつつも、ドアや窓をしっかりと締めることが効果を上げるポイントなんです。
さらにお風呂場のドアを開けて換気をしてしまうと、お風呂の中の湿った空気が他の部屋に流れていってしまいます。
お風呂どころではなく、部屋全体・家全体のカビの原因になってしまいます。
換気口以外は、全て閉めて換気扇を回すのが最も効果的です。
しかし、24時間つけっぱなしにすると聞くと、どうしても気になってくるのが電気代です。
実は換気扇は消費電力が少なく、24時間つけっぱなしにしていたとしても電気代は意外と安く済みます。
お風呂の換気扇の消費電力は20W前後と言われているので、1ヶ月常につけっぱなしにしていたとしても約400円で済んでしまいます。
特に賃貸の場合、メンテナンス不足でお風呂場のカビを増やしてしまうと、クリーニング費用が取られてしまう可能性があります。
クリーニング費用は、かなり高く付くことも多いので、クリーニング費用を支払う可能性考えると、多少電気代がかかったとしても換気扇をつけていた方がお得です。