日頃のゴミは掃除機やほうきでオフ
天然芝と比べてお手入れが楽な点が魅力の人工芝ですが、何もしなくて良いというわけではありません。美しい景観を長く保つためには、やはり定期的な掃除が必要です。風で飛んできた落ち葉や、小さなゴミなどが表面に乗っている場合は、竹ぼうきやプラスチック製のほうきを使って優しく掃き出しましょう。落ち葉を放置すると、湿気が溜まりカビや苔の原因になることもあるため、気づいた時に取り除くのがベストです。
また、室内と同じように掃除機を使うことも可能です。砂や埃を吸い取れるので非常に効率的ですが、注意点もあります。人工芝のタイプによっては、芝の根元に充填剤が入っているものがあります。このタイプで強力な掃除機を使ってしまうと、充填剤まで吸い込んでしまう恐れがあります。ご自宅の人工芝がどのような施工タイプかを確認し、吸引力を調整して行うようにしましょう。
ブラッシングで芝の寝癖を解消
人工芝を長く使っていると避けられないのが、芝が寝てしまう倒伏という現象です。人の通り道や、ガーデンチェアなどを置いていた場所は、どうしても重みで芝がペタンと寝てしまい、見た目のリアルさが損なわれてしまいます。そんな時は、デッキブラシを使ったパイル起こしが効果的です。芝が倒れている方向とは逆方向に向かって、ブラシでググッと持ち上げるようにブラッシングをしてあげましょう。
使用するブラシは、芝を傷めないナイロン製やポリプロピレン製のものがおすすめです。金属製のブラシは芝の葉を傷つけてしまうので避けてください。月に一回程度、庭全体のブラッシングを行うことで、芝の立ち上がりが復活し、クッション性や水はけの良さを維持することにも繋がります。少し力が必要な作業ですが、見違えるようにふかふかの状態に戻るので、ぜひ試してみてください。
汚れがついた時の洗い方と注意点
お庭で食事を楽しんだり、お子様が遊んだりして、ジュースや食べ物をこぼしてしまうこともあるでしょう。人工芝はプラスチック素材でできているため、水分が染み込むことはありません。ジュースなどの液体汚れは、すぐに水で洗い流せば大丈夫です。もし油分を含んだ汚れがついてしまった場合は、薄めた中性洗剤を含ませた布で拭き取るか、洗剤をかけて水でしっかり洗い流すことで綺麗になります。
最後に、人工芝のお手入れで最も注意したいのが火気厳禁であるという点です。最近の人工芝は難燃性のものが増えていますが、それでも高温には弱く、花火やバーベキューの火種が落ちると、その部分が溶けて黒く固まってしまいます。一度溶けてしまった芝は元には戻りません。火を使う場合は防炎シートを敷くか、人工芝の上では行わないようにするなど、熱源の管理には十分に気をつけて、安全に快適な庭時間を楽しんでください。