レンジフードの掃除の仕方
キッチンの掃除と言うと油汚れの除去が大変ですが、中でも特に苦労するのがレンジフードです。
毎日何気なく使っているキッチンですが、ふと気が付くとレンジフードに油汚れが凝り固まっていてびっくりしたというのはよくあることです。
レンジフード自体は専用の洗剤でゴシゴシと汚れを落とすしかありませんが、換気扇など取り外しのできるパーツは「浸け置き」をすることで汚れが楽に取れます。
洗剤というのは時間をかけて作用させることで最大の効果を発揮しますから、頑固な油汚れはしばらく浸け置きすることによって簡単に除去することができます。
浸け置きに必要なアイテム
浸け置きにはキッチン用の洗剤を使ってもいいのですが、できるだけ環境に優しい素材を使いたいと言うのであれば、重曹がおすすめです。
まず、コンロの上には新聞紙を敷いてレンジフードから垂れ落ちる油汚れなどを防ぐようにします。
清潔に手際よく作業するためには、ゴム手袋も大切なアイテムです。
まずは換気扇フィルターを外して、次にファンを外します。
ファンは手で外せるようになっていることが多いのですが、ファンを止めているネジは通常とは逆方向になっています。
つまり、時計方向に回さないと緩まないようにできています。
ネジが固くてなかなか緩まない場合には、無理に外そうとせずに専門業者に掃除を依頼したほうが得策かもしれません。
外した部品はシンクで漬け置きします。
シンクに傷をつけないように最初にタオルを敷き、その上に大きなビニール袋を2枚重ねてフィルターなど浸け置きしたいものを入れます。
ここに50°前後のお湯を注ぎます。
フィルターなどがすっかり浸かる量のお湯を入れたら、次は100グラムの重曹を加えます。
100グラムということは軽量カップで半分の量です。
重曹を入れてかき混ぜたらビニール袋の口を結び、20分ほどそのまま浸け置きします。
浸け置きできない部分の掃除
浸け置きができない部分は、重曹水を使ってきれいにします。
重曹水はお湯100ミリリットルに対して重曹小さじ一杯の割合が目安です。
お湯は40℃ぐらいに温めることによって、重曹のアルカリ性が強くなり、より効果的な掃除をすることができます。
重曹水ができたらスポンジに吹き付けながら掃除をします。
直接レンジフードにスプレーしてしまうと液だれしたり跡が残ってしまったりすることがありますので、必ずスポンジに吹き付けます。
汚れが取れたらお湯に漬けて絞った雑巾で水拭きし、最後にさらに乾拭きを行います。
一方、浸け置きしておいた部品は古くなった歯ブラシなどで汚れを取り除きます。
仕上げとしてレンジフードの表面にヘア用リンスを塗っておけば汚れがつきにくくなります。