自動車の耐久度を高めるためのワックスがけ
愛車のお手入れをする時に定期的に行いたいのがワックスがけです。
ワックスがけをした自動車はピカピカの新品同様の見た目になります。
見た目もそうですが、ワックスをかけることにより自動車の塗装面の耐久力を高めることが可能です。
自動車やバイクのボディ部分の塗装は、雨風などにより車体が傷つかないように守ってくれる役割もあります。
ですが長年使用をしていると表面部分のコーティングが落ちてしまうので、次第に撥水力がなくなり、傷やサビが発生しやすくなってしまいます。
自動車用のワックスとして販売されている製品は、使用をすることで塗装面表面に薄い透明の膜を作り出すことができるので、定期的に行うことにより車体ボディーの耐久度を高めることになるのです。
最近では高性能のワックス(コンパウンド剤)があることから、小さなキズくらいなら使用をすることで消すこともできたりします。
ワックスは洗剤と一体になっていることもありますが、より高い効果を得るためには専用のワックス製品として購入するのがおすすめです。
しかしワックスはただ塗ればよいというわけではありません。
例えばワックスがけの前にしっかりと車体を洗っておかなかった場合など、ボディ表面に残った砂利の一部をこすりつけるようになってしまい、かえって傷がついてしまうということがあります。
ワックスがけをするときには、まずしっかりと水洗いをして表面に汚れがない状態にしておくことが大切です。
水洗いをしたあとには水気を丁寧に拭き取るようにし、使用した車体用洗剤がいつまでも塗装面に付着しないようにしましょう。
ムラなくワックスを使用するためのコツ
自動車用のワックスは、スプレー式もしくは固形式として販売されています。
少し特殊なものとして半練タイプというものもあり、タイプによって異なる特徴があるものです。
昔ながらの自動車用ワックスとしては固形タイプがあります。
これはウェスなどにとって車体に塗りつけていくというもので、コーティング力が最も高いというのが特徴です。
ですが固形タイプをムラなくまんべんなく塗るにはコツが必要で、ワックスがけの前の水洗いが不十分であると仕上がりが悪くなってしまいます。
作業のしやすさで選べば、やはり液状のスプレータイプがおすすめです。
スプレータイプは車体表面に吹き付けた後をぬぐっていくので、慣れていない人でもキレイにしあげることができます。
多少の汚れであればワックスがけをしながら落とすこともできますので、短時間でツヤと撥水効果を得たいという人に向いています。
ここ最近は液体タイプのワックスが主流になっていますが、作業環境などに応じて使い分けることをおすすめします。