意外に清掃されていないベランダ
ベランダは半屋外にあることから、砂埃や水垢がつきやすいという特徴があります。
マンションやアパートで生活をする人にとっては毎日の洗濯物を干す場所として活用されていると思いますが、案外日常的に清掃をしている人というのは少ないでしょう。
ベランダの清掃方法はだいたい玄関と同じで、最も簡単なのはざっと水で流してからデッキブラシでこするようにするということです。
ベランダの床はほとんどの物件でコンクリートもしくは防水塗装となっているのではないかと思います。
水はけがよいように排水溝がつけられており、排水口に水が流れていく仕組みです。
通常の雨だけならばこの排水溝はキレイに保たれますが、黄砂の時期や台風などで大風があったあとなどにはベランダが一面砂まみれになっていたりします。
そこに雨が入り込むと排水溝に一気に砂と泥の汚れが流れていくので、溝の中にこんもりと土やゴミが入り込んでしまいます。
ベランダの排水をよくするためにも、この排水溝部分のゴミはできるだけ早めに取り除くことが大切です。
玄関用の箒もしくはデッキブラシを使い、砂とゴミをまとめて捨てるようにしましょう。
このとき排水溝のサイズが小さめであったり、ちりとりでは一気に取り除くのが面倒という時には牛乳パックの空き箱を使うと便利です。
紙パックの空き箱を斜めに切ってそのままゴミをすくい出すようにすると、そのままゴミ箱に入れることもできて大変便利です。
水をまいてしまうと階下に漏れてしまうことも
ベランダ清掃をする時には一気にすっきりさせようとして、バケツやホースで水撒きをする人もいるかもしれません。
自宅のベランダならよいかもしれませんが、賃貸物件や集合住宅ではベランダ部分に完全に防水加工がされていないこともあるものです。
ですのでバケツの水のように一気に大量の水撒きをしてしまうと、部分的に水もれをして階下に水が落ちてしまう可能性があります。
集合住宅などで階下が自分の住宅ではない場合などは、極力水をまかないで清掃をするようにしましょう。
水を使わない清掃方法としては、先に紹介したようにまずはざっと砂や落ち葉などのゴミを箒で掃き出します。
その後床材をキレイにするためにざっと水拭きをしていきましょう。
コンクリート材の場合、雑巾で拭くのは大変なので、新聞紙をかるく水で濡らして床をぬぐうようにしていくと簡単にキレイになります。
防水塗装をしてある床では、雑巾でも拭き掃除ができると思いますのでそれでざっとふきとったあと、特に汚れが大きく残っているところには洗剤を使って洗い落とすようにしていくのがよいでしょう。
ベランダ清掃をする時には、サッシの足元も一緒に清掃をするのがおすすめです。